定期購入ページ
定期購入ページとは、繁盛に利用するサービスや商品を決められた一定期間に渡り自動購入するウェブページのことを言う。
主に、化粧品や食品などの商品やウェブ上のニュースやコンテンツなどのサービスなどが定期購入には多い。
お得に商品・サービスを購入できることや、面倒な注文をしなくても済む利点はあるが、中途解約で違約金が発生する場合や、定期購入だと分からないように小さく記載し、購入させる悪質なウェブサイトも存在する。
SEOのベストプラクティス
Googleの回答1:支払い情報を開示する
ユーザー(利用者)に料金請求をする前に、どのような操作を行ったら請求が行われるか明確に開示しなければならない。
例えば、「購入する」や「定期購入する」のボタン等、分かりやすい作りで、かつ請求が行われることを確認するページも必要。
Googleの回答2:ユーザーが見やすく分かりやすい料金の表示を行う
見やすく分かりにくい料金の表示は以下の通り。
- 料金を隠すこと
- 料金を曖昧に表示すること
Googleは、すべてのデバイスで料金情報等がしっかりと表示されることを推奨している。
Googleの回答3:分かりやすい料金形態を記載する
定期購入の料金や請求は分かりやすく、日払い・週払い・月払いなどを明確に表示する必要がある。
一度のみの料金表示に見えるよう、フォントを操作することNG。
SEOに与える影響
定期購入ページ自体がSEOに与える影響はない
定期購入ページを作成した場合、本来SEOに与える影響なく、通常のページと同じ扱いになる。
ただし、ウェブ上のニュースやコンテンツなど、定期購入しなければ閲覧できない場合などは、閲覧できる文章(Google botがクローリングできるコンテンツ)が評価対象となるため、注意が必要となる。
モバイル利用料金のみは例外の対応が取られる
モバイル利用料金に関して請求金額等の説明が不十分であるとGoogleが判断した場合、Chrome(モバイル版 Chrome、Android)から警告を表示される可能性がある。
さらに警告を受け放置していた場合、Googleの検索結果から除外される可能性もある。
不適切な例
不適切な定期購入ページ例
不適切な定期購入ページの事例をGoogleセントラルブログ「不明瞭な定期購入ページについてユーザーに通知する」にてGoogleは公開している。
- ゲームサイトへ訪問し、アクセスしたところ携帯番号を求められる
- 携帯番号を入力後、「CONTINUE(継続)」をクリック
- (一見、定期購入には見えない)
- 月に身に覚えのない請求書が届く
このように「利用者が合意していない」又は、「分かりにくい定期購入ページ」が不適切な定期購入ページの対象となる。
警告への対応
再審査リクエストを行う
Google(Chrome)で不適切な定期購入ページだと判断された場合、警告が表示され、利用者はページを閲覧することが出来なくなる。
警告が出た場合は以下の流れで修正を行う必要がある。
- Google Search Consoleに登録・又はログイン
- Google Search Consoleのセキュリティの問題レポートを確認
- 違反内容を確認の上、問題を修正
- Google Search Consoleを通じて再審査リクエスト
- 審査に合格するとChromeの警告は消える
出典
- 不明瞭な定期購入ページについてユーザーに通知する(Googleセントラルブログ)