alt属性
alt属性とは、画像の変わりとなるテキスト情報のことで、「代替テキスト」「altタグ」とも呼ばれます。alt属性にテキストを入れることで、何らかの事情で画像が表示できない場合にテキストが表示され、さらにGoogle検索においては、画像にリンクを貼る場合にはalt属性が「アンカーテキスト」と同様に扱われます。
- alt属性の例:<img src=”example.png” alt=”ここに代替テキストを入れます”>
目次
SEOに与える影響
SEOに与える影響ですが、Google正確にはランキング要因であることやSEOに有効であることは伝えておりませんが、検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドには『「alt」属性を使用する』と明確に記載しています。
alt属性がSEOに有効な理由としては、
- 画像を表示しないブラウザの場合変わりにAlt属性が表示される(アクセシビリティ)
- 音声ブラウザの場合、alt属性が読まれる(アクセシビリティ)
- 画像の読み込み完了前に表示される(アクセシビリティ)
- Google等の画像検索の対象となり、画像のSEOには有効される
上記の点となります。
アクセシビリティについては、alt属性を使うことでユーザーエクスペリエンスが向上します。画像が何らかの事情で見ることが出来ないユーザーでもalt属性が入っていることで視覚的な能力に関係なくコンテンツを評価することが出来るからです。
画像SEOに関しては、画像のファイル名(タイトル)とalt属性をセットで正しく設定することで、Googleの画像検索結果にも貢献する可能性が高いです。
良いalt属性・ファイル名の書き方
良いalt属性の書き方として、Googleは「簡潔でわかりやすいファイル名と alt テキストを使用する」ことを伝えています。
また、サイトナビゲーションとして画像のリンクのみを使用することも避けるべき方法としているので注意しましょう。
具体的には以下を参照してください。
alt属性の書き方の注意点
- 画像を具体的に説明すること
- alt属性の文字数を短くすること(最大約125文字以下・日本語62文字程度)
- 画像SEOのためのキーワードの乱用は避けること
- キーワードを並べた書き方を避けること
- alt属性に「~の画像」などを含めないこと
- 文章全体や一部の内容をコピーして貼り付けないこと
ボタンなど、すべての画像にはalt属性を利用することを心がけましょう。「最大約125文字以下」とあります日本語の場合は62文字程度です。
また、上級者向けですが画像により長い説明が必要な場合は「longdesc属性」を利用しましょう。
ファイル名の注意点
画像のファイル名は日本でも「英文」で伝えたほうが良く「簡潔でわかりやすいファイル名」を指定しましょう。
例えば、「image1.jpg」「pic.gif」「1.jpg」など一般的なファイル名をつけることはNGとなります。
詳しくは以下のalt属性・ファイル名の書き方例を参照してください。
alt属性・ファイル名の書き方例1
以下のブルーベリーのパンケーキの例を元に、説明していきます。
悪いalt例
- 一般的なalt例:<img src=”111.png” alt=”パンケーキの画像“>
alt属性に「パンケーキ」を入れていますが、「の画像」と入っており、あまり良くありません。何らかの事情で画像が表示できない場合は有効なalt属性ですが、SEOを考えた場合には良いとは言えません。
また、画像のファイル名が分かりにくく、一般的なファイル名を使用するのはNGとなります。
良いalt例
- 良いalt例:<img src=”pancake.png” alt=”はちみつとブルーベリーのパンケーキ“>
alt属性に「はちみつとブルーベリーのパンケーキ」と画像の詳細内容を説明しています。はちみつとブルーベリーのパンケーキを想像して、画像を見るとその通りだと感じますよね。
alt属性・ファイル名の書き方例2
次は、エスカレーターに乗っている以下の男性の画像のalt属性、ファイル名を考えてみましょう。
悪いalt例
- 一般的なalt例:<img src=”image.png” alt=”“>
alt属性が空欄となっており、画像のファイル名一般的なファイル名を使用しています。
良いalt例
- 良いalt例:<img src=”escalator.png” alt=”エスカレーターにキャリーバックを持って乗っている男性“>
alt属性に画像の具体的で簡潔な情報を説明しています。また、ファイル名も「escalator(エスカレーター)」とシンプルです。
良くある質問
alt属性の良くある質問を記載しています。
英語の場合は最大約125文字以下のため、日本語では62文字程度で具体的な説明を入れます。altテキストを長くても20文字から30文字を目安にすることを推奨します。
句読点がない文章で入れます。当ページのalt属性・ファイル名の書き方例を参照してください。
著作者:辻 昌彦
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