meta description(メタ ディスクリプション)
meta description(メタ ディスクリプション)とは、meta tag(メタタグ)の1つであり、検索エンジンと検索ユーザーのためにページコンテンツの要約を記述するHTML要素です。(以下、descriptionで解説)
目次
SEOに与える影響
SEOに与える影響としては、現時点においてdescriptionはGoogleのランキング要素ではないため、descriptionの内容によって順位が上昇することはないとされています。
しかし、Googleは以下のようにdescriptionについてSEOスターターガイドで説明しています。
- Googleがスペニットとして利用する可能性があること
- 各ページに固有のディスクリプションが理想的とGoogleが伝えていること
- 1、2 個のセンテンスまたは短いパラグラフを記述を推奨していること
説得力があるキャッチコピーやしっかりとしたコンテンツの要約は、Google検索の「スニペット」に表示されることから、ウェブページのクリック率を向上させることが可能です。
さらに、ユーザーの「検索クエリ」と関連するdescriptionを入れていた場合、関連ワードが太文字にもなり、より強調されます。
Google検索エンジンにおいては、「空欄」又は低品質のdescriptionを設定している場合は、Google検索が自動で取得したdescriptionが表示されます。
meta descriptionコード
<html> <head> <title>ページタイトル</title> <meta name="description" content="ここにメタディスクリプションが入り、多くの場合、検索結果に表示されます。"> </head> <body> ...
HTMLの<head>内に、<meta name=”description” content=””>で記載します。
最も効率のよい適正な書き方
meta descriptionの最も効率のよい適正な書き方(ベストプラクティス)をご紹介します。
文字数は75文字~117文字目安でまとめる
descriptionの文字数は120文字以内とよく言われていますが、75文字から117文字程度で書くことを推奨します。
しかし、文字数は決まっておらず、検索結果に出るdescriptionの長さもGoogleも変更を繰り返しています。
例えば、以下を確認してください。
PC検索では100文字以上表示されるdescriptionですが、スマホ検索ではわずか56文字で切れてしまいます。この表示される文字数はユーザーが検索する「検索クエリ」によって多少文字数が変化します。そのため、75文字から117文字程度で書くことを推奨しているわけです。
Googleが伝える内容としては「description メタタグのテキストには文字数の上限や下限はありませんが、検索結果で説明が完全に表示される程度の長さにすることをおすすめします(検索の方法や検索エンジンによってユーザーに表示されるスニペットのサイズは異なります)。」と伝えています。
説得力があり、コンテンツの内容を要約した内容を書く
例えば商品のページであれば「金額や素材などの情報」や、ブログ記事であれば「読みたくなるようなキャッチコピー」を追加します。
descriptionは、検索ユーザーに対して宣伝してくれる機能を果たし、検索結果を閲覧している際に目につきます。
さらに、そのページの宣伝を記載した上でページの要約が出来たらベストであり、文章で掲載しページに関連性が高いキーワードの含めることも重要です。
参考例文
- タイトル=「description(ディスクリプション)とは?SEOに効果的な良い書き方」
meta description(ディスクリプション)はSEOのランキング要因ではありませんが、クリック率を向上させる重要な役割を果たします。また、descriptionとは、メタタグの1つであり、検索エンジンと検索ユーザーのためにページコンテンツの要約を記述するHTML要素です。(112文字)
上記のようにタイトルで利用したキーワードは必ず入れておくことがポイントです。
キーワードだけの羅列や乱用はしない
例えば、以下悪い例を確認してください。
NG例
メタ、ディスクリプション、description、meta description….
上記のような、キーワードをただ羅列している場合や、不自然に文面にキーワードを盛り込む行為はやめましょう。
極力すべてのページに個別のdescriptionを設定する
可能な限り、descriptionはすべてのページに設定します。
また、ウェブサイトに重複したページは基本ありません。そのため、ページの要約を記載するdescriptionも重複はしないはずです。
例外として、以下で説明する「descriptionを書かない(空欄)にする場合」の確認も合わせて行ってください。
同じウェブサイト内のdescriptionの重複は避けてください
ウェブサイト内の他のページとdescriptionが重複しないようにすることもポイントです。
特に、「ページネーション」の2ページ目以降の場合などは良く重複しているので注意してください。
※2ページ目以降はdescriptionを空欄にしてください。
ページ内容をそのままコピーで入れない
descriptionの設定で「ページ内容を抜き出す」「初めのフック文をそのままコピーで入れる」などを行う方もいますが、なるべく個別に書き下ろして入れることがポイントです。
引用符、二重引用符を含めない
二重引用符(ダブルクォーテーション)は「“ ”」です。引用符は「’ ‘」です。
なぜ、利用してはいけないかというと、Google検索結果は「“ ”(二重引用符)」と「’ ‘(引用符)」で記載されたdescriptionが引用している引用符として認識してしまいます。
そのため、二重引用符と引用符は利用しないことをお勧めします。
descriptionを書かない(空欄)にする場合
descriptionは極力すべてのページに設定した方が良いと伝えましたが、以下の場合は「空欄」にすることも検討してください。
- コンテンツ内に検索で調べて欲しい特定のキーワードが沢山ある場合(4つ、5つ以上目安)
- アーカイブのように一覧で記事が並んでいるページ
- ページネーションの2ページ目以降のページ
理由としては、「空欄」に設定していることで、ユーザーの検索クエリの状況や検索の方法でGoogleが自動で適したdescriptionを表示してくれるからです。
ブログページなどはキーワードが沢山詰まっているため、空欄にした方が良いのでは?と思うかもしれませんが、ブログページは個別に設定することを推奨します。
検索エンジンに設定したdescriptionが表示されない場合
稀に設定したdescriptionがGoogle検索結果に表示されないケースがあります。
主な理由は、
- descriptionが他と重複している
- 関係がないdescriptionを入れている
- 極端に短いdescriptionを設定している
- 極端に長いdescriptionを設定している
以上のような理由が存在しますが、注意点として、ユーザーの検索クエリに適したdescriptionを自動表示している場合もあるため、一概に駄目とは言えません。
良くある質問
meta description(メタ ディスクリプション)の良くある質問を掲載しています。
meta descriptionの文字数は75文字~117文字目安でまとめます。
meta descriptionのテキストには文字数の上限や下限はありませんが、検索結果で説明が完全に表示される程度の長さにするが推奨されているためです。
meta descriptionを設定してもGoogle検索エンジンの順位が向上するものではありません。
しかし、Google検索の「スニペット」に表示されることから、ウェブページのクリック率を向上させることが可能であり、極力設定しておくことを推奨します。
同じウェブサイト内のmeta descriptionの重複は避けましょう。
もし、どうしても重複するようであれば「空欄(何も入れない)」で設定しておきましょう。
著作者:辻 昌彦
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