スピードアップデート
スピードアップデートとは、モバイル(スマホ)ページの表示速度が極端に遅いページに影響を与える2018年7月9日に行ったGoogle検索のアップデートのことを言う。
この極端に遅いページは、順位が下がる可能性があり、現在でもGoogleのランキング要因である。
アップデート当時は「検索クエリ」のごく一部にのみ影響があったとされている。
しかし、Googleのランキング要因において検索クエリは依然として強いシグナルです。そのため、検索クエリと関連性の高い優れたコンテンツが含まれている場合は、遅いページでも検索順位の上位に表示される可能性があります。
SEOにおいては、極端に遅いページをウェブサイト内に作らないことが必須です。また、逆にページ速度が速いからといってSEOの恩恵を受けられるわけではありませんが、ページの読み込み速度を上げることで、ユーザー離脱を回避できる可能性があります。
概要
Googleが伝えるモバイルページのスピードについて
Googleはスピードアップデートに関するページのスピードを「ウェブマスターセントラルオフィスアワー(English Google Webmaster Central office-hours hangout)」でジョン・ミューラー氏が以下のように伝えている。
- スピードに関して正確に何を見ているかは特定していない(と思う)
- Googleアルゴリズムは、検索ユーザーが感じるスピードをより強く反映している (それは、計測ツールの結果が正確に反映していない場合もあるから)
- ただ、Googleが提供しているPageSpeed Insights(測定ツール)は良くできていると感じている
- しかし、この測定ツールの数値を掛け合わせてランキング要因を決めていることはない
コアウェブバイタルがランキング要因となる
スピードアップデート後の2021年5月からコアウェブバイタルが「ページエクスペリエンスシグナル」としてランキング要因となることをGoogleは2020年11月に発表している。
コアウェブバイタルは、ウェブサイトの「読み込み時間」「インタラクティブ性(情報の送り手と受け手が相互に情報をやり取りできること)」「ページコンテンツの視覚的な安定性」の要素を重視する。
そのため、現在であればアップデートの有無に関わらず、ウェブサイトの「読み込み時間」はランキング要因となる。