「コアアップデート」の版間の差分

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さらにGoogle検索を評価する評価者に向けた「[[Google検索品質評価ガイドライン]]」もまた、優れたコンテンツを考えるために役立つであろう。
さらにGoogle検索を評価する評価者に向けた「[[Google検索品質評価ガイドライン]]」もまた、優れたコンテンツを考えるために役立つであろう。
=== ロールアウト完了まではコンテンツ修正は行わない ===
コアアップデートによって、ロールアウト(公開)するまでの期間が指定されている場合が多い。(例:2週間など)
そのため、コアアップデートのロールアウト中は、繁盛に順位変動が起こる可能性があり、ロールアウト完了までは、コンテンツ修正などを行わないようにすることが最善策。


== SEOに与える影響 ==
== SEOに与える影響 ==

2023年3月5日 (日) 11:11時点における版

コアアルゴリズムとは、Google検索での順位を決定するための中核を担うアルゴリズムを指し、この更新又は改善を行うことをコアアップデート(core update)という。

また、この更新・改善はGoogle検索「アルゴリズムに大きな変更を加えた場合」「アルゴリズムの解釈する方法に大きな変更を加えた場合」等が該当する。

コアアップデートは、年に数回、Google検索エンジンのアルゴリズムとシステムに大幅な変更・改善を加え、ウェブサイト又はウェブページの評価方法が変更されるため、検索順位に変動が起こりやすくなる。

概要

Googleのジョン・ミューラー氏は2020年9月の「Google On Link Algorithms and How Long for Links to Work」でコアアップデートに関して以下のように伝えている。

コアアルゴリズムは、多くのアルゴリズムで構成されており、一般的に「コアアルゴリズムの更新(コアアップデート)」を定義する方法はややあいまいです。コアアルゴリズムの1つのネジを変更すると、それがコアアルゴリズムの更新(コアアップデート)になります。

しかし、Google(私たち)は検索で機能する非常に多くの異なるアルゴリズムを持っています。いくつかに大きな変更を加えた場合や、それらを解釈する方法に大きな変更を加えたりすると、コアアルゴリズムの更新と呼ばれます。したがって、その観点から言うと、コアアルゴリズムを更新(コアアップデート)するときに、リンクの処理方法が変化しない、またはリンクの処理方法が常に変化するというわけではありません。

リンクの処理方法の変更は、基本的にいつでも発生する可能性があります。また、コアアルゴリズムの更新(コアアップデート)と同時に発生する可能性もあります。

リンクを処理する方法は、継続的なものです。したがって、リンクの新しい効果を確認するために特定の時間枠を待たなければならないということではありません。むしろウェブ上でリンクを見たとき、本質的に即座にそれらを考慮に入れることがGoogle検索のアルゴリズムでは可能です。

SEOにおけるベストプラクティス

コンテンツを自分で再評価することを推奨

Googleは、コアアップデートにより順位が下がった場合、「質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス(旧:良質なサイトを作るためのアドバイス)」を見直してコンテンツを自分で再評価することを推奨している。

さらにGoogle検索を評価する評価者に向けた「Google検索品質評価ガイドライン」もまた、優れたコンテンツを考えるために役立つであろう。

ロールアウト完了まではコンテンツ修正は行わない

コアアップデートによって、ロールアウト(公開)するまでの期間が指定されている場合が多い。(例:2週間など)

そのため、コアアップデートのロールアウト中は、繁盛に順位変動が起こる可能性があり、ロールアウト完了までは、コンテンツ修正などを行わないようにすることが最善策。

SEOに与える影響

ウェブページの順位が下がる可能性がある

コアアップデートでは、Google検索のコアアルゴリズムの更新・改善を行うため、ウェブページの順位が下がる可能性がある。

もしも、ウェブページの順位が下がった場合、Googleのガイドラインに違反していることや、手動による対策を与えられたわけでもないことを理解する。

コアアップデートは、特定のウェブサイトやウェブページを対象としたものではなく、広範囲にわたり全体に影響するアップデートとなる。

過小評価されていたページのパフォーマンス向上する可能性がある

2019年8月に公開された「Google検索セントラルブログ」では、コアアップデートについて以下のように解説している。

主にこのコアアップデートの変更はコンテンツ全体に対するGoogleのシステムの評価方法を改善するために行われ、この変更により、過小評価されていたページのパフォーマンス向上も見込めるようになります。

Google Discoverにも影響を与える可能性がある

Google Discoverにおいては、YMYL領域に関わらず高度なE-E-A-Tが求められるため、コアアップデートの影響を与える可能性が高いと言える。

アップデート後のコンテンツ修正から繁栄までの期間

コアアップデートで順位が下がり、コンテンツ等を修正した場合、反映されるタイミングについてGoogleは、以下のように回答している。

  • 影響を受けたコンテンツは、次の広範なコアアップデートがリリースされるまで、(改善が行われたと仮定して)回復しない可能性があります。
  • ただし、小規模なコアの更新など、検索アルゴリズムの更新は常に行っており、リリースされるとコンテンツが回復する可能性があります。
  • また、サイトに変更を加えていなくても次のアップデートで順位が回復することもあります。

歴史

December 2020 Core Update(2020年12月)

May 2020 Core Update(2020年5月)

January 2020 Core Update(2020年1月)

September 2019 Core Update(2019年9月)

June 2019 Core Update(2019年6月)

March 2019 Core Update(2019年3月)

Core Algorithm Update(2018年8月)

Core Algorithm Update(2018年3月)

出典