ペンギンアップデート

ペンギンアップデートとは、「ウェブスパム」や「Google検索内の順位向上のための操作的なリンク構築戦術」「購入した 有料リンク」などを対象に行ったGoogleアルゴリズムアップデートの1つ。これらの行為を行っているウェブサイトの評価が下がる(順位が下がる)アップデートである、ペンギンアルゴリズムとも呼ばれる。

また、ペンギンアップデート(当時:ウェブスパムアルゴリズムアップデート)は2012年3月から展開され、現在ではGoogle検索での「コアアルゴリズム」の一部となり、リアルタイムで展開さている。

現在では、不正なリンクを集めているウェブサイトの検索順位を下げるのではなく、不正なリンクを無効化するようにGoogle検索では設計されている。

歴史

ペンギンアップデート1.1(2012年3月26日)

Googleアルゴリズム内のデータ更新となり、英語の検索クエリに影響があった。

不正な被リンク(バックリンク)の解除に積極的に取り組んでいたウェブサイトは、ある程度初期の段階で回復、取り組んでいないウェブサイトはそのまま影響を受け順位が下がる結果となった。

ペンギンアップデート1.2(2012年10月5日)

ペンギンアルゴリズムが更新され、英語の検索クエリの0.3%が著しく影響を受けた。

ペンギンアップデート2.0(2013年5月22日)

 
ペンギンアップデート2.0

ペンギンアップデート2.0は、技術的に高度なバージョンのペンギンアップデートであり、様々な言語の検索クエリの約2.3%に影響を与えた。

リンクスパムがウェブサイトに向けられている証拠について、ウェブサイトのホームやトップレベルのカテゴリページよりも深く調べた最初のペンギンアップデート。

このアップデートは、Googleのマット・カッツ氏が個人のブログでロールアウトを「Penguin 2.0 rolled out today」で公開した。

ペンギンアップデート2.1(2013年10月04日)

ペンギンアップデート2.1は検索クエリの約1%に影響。

ウェブサイト・ウェブページに与えた影響は少なく、データのリフレッシュであったことが予想されていた。

ペンギンアップデート3.0(2014年10月17日)

ペンギンアップデート3.0は、Google+で英Googleのピエール・ファー(Pierre Far)氏が発表。

全体のクエリに与える影響は1%未満となり、完了までに6週間かかるとアナウンスしながらも、ずっと更新を継続していた。

ペンギンアップデート4.0(2016年9月23日)

Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました」というGoogle検索セントラルブログ(旧:ウェブマスター向け公式ブログ)で発表された。

ペンギンアップデート3.0から約2年後に行われた最大の変更となり、ペンギンアルゴリズムはコアアルゴリズムの一部となる変更が実施された。

新しいPenguinでは、スパムに対して、サイト全体に影響を与えるのではなく、スパムのシグナルに基づいてランキングを調整するようになりました。

ペンギンアップデート4.0では、不正なリンクを集めているウェブサイトの順位を下げるのではなく、不正なリンクを無効化するように設計されている。

出典