Webサーバーソフトウェア

Webサーバーソフトウェアとは、HTTPリクエストを送った際に、レスポンスを返すプログラムのことを言い、インターネットを利用し、Webページを見る場合に、Webブラウザを通じてWebサーバーに「要求」を出し、それに対して「応答(レスポンス)」を返します。

Webサーバーソフトウェア

Webサーバーソフトウェアには様々な種類があり、主に利用されている代表的なWebサーバーソフトウェアとしては以下の通りです。

  • Apache(アパッチ)
  • nginx(エンジンエックス)
  • LiteSpeed(ライトスピード)

今まではApacheのWebサーバーソフトウェアが支流でしたが、次世代のWebサーバーソフトウェアと言われるLiteSpeedやnginxなどがシェアを伸ばしています。

Webサーバーソフトウェアの世界でのシェア2018年版
出典:September 2018 Web Server Survey

2011年をピークに年々Apacheのシェアが下がり、2007年頃からnginxのシェアが伸びています。

しかし、プラグインの豊富さや利用実績などから専用サーバー、クラウドサーバーなどにはApacheのWebサーバーソフトウェアを利用し、開発するケースも多いと言えます。

nginx(エンジンエックス)

nginx(エンジンエックス)

nginx(エンジンエックス)は、大量の同時アクセスの処理に最適化され、静的コンテンツの配信に特化したWebサーバーソフトウェアです。そのため、Apacheと比較してnginxは速く、高負荷に強い高速Webサーバーと言えます。

また、nginxは2004年頃に作られたWebサーバーソフトウェアで、すでに現時点で16年ほど経過しており利用者も多く実績も十分です。

Apache HTTP Serverを代替できるWebサーバーソフトウェアとして注目されており、nginxの公式サイトによれば、世界中で最も高い稼働率を誇るWebサイトのうち66%がnginxのウェブサーバーソフトウェアを利用しています。

nginxの主な特徴としては、以下のことが挙げられます。

  • 同時リクエストの処理に特化したWebサーバーであること
    (リバースプロキシやロードバランサの機能がある)
  • 初期時は多くの機能がついておらず柔軟にカスタマイズが可能
  • メモリの使用量が少ないこと

そのため、Apacheと比較して突発的にPCやスマートフォンから大量の同時アクセスが集中した場合でも、高速で安定したWebサイトの運用が可能となります。

LiteSpeed(ライトスピード)

LiteSpeed(ライトスピード)

LiteSpeed(ライトスピード)は、静的コンテンツ配信を高速化した第四世代のWebサーバーソフトウェアです。

Apacheと比較し高速化だけでなく、高負荷時の安定性に優れており、各レンタルサーバー会社もLiteSpeedの採用を始めています。

以下のLiteSpeed公式サイトの「PHPスクリプトのリクエストに対するWebサーバーの応答時間の比較」データによれば、PHPスクリプトの応答時間比較グラフでApacheの3倍以上の応答速度が出ていることが分かります。

PHPスクリプトのリクエストに対するWebサーバーの応答時間の比較

※キープアライブ(keep alive)は、ネットワーク上で接続が有効であることを確認することや、無通信により切断されるのを防ぐために定期的に短い通信を行うこと。

Apacheと完全な互換性がある:ApacheのWebサーバーソフトウェアとLiteSpeedは完全な互換性があります(上位相互のソフトウェア)。そのため、.htaccessやmod_rewrite機能などApacheで使用する機能がそのまま利用できることが特徴です。

レンタルサーバーを運営する企業や、専門サーバーの管理者にとって、Apacheで構築したサーバー環境がそのまま利用できることで移行のハードルはnginx(エンジンエックス)より低いと言えます。

処理能力が高い:Apacheの3倍以上の応答速度の他に、処理能力が高いこともLiteSpeedの一番の特徴です。

LiteSpeedの公式サイトの処理能力(Webサーバーの1秒あたりのトランザクション)比較では以下のような結果となっています。

  • Apache+WPRocket:699.3
  • Apache+W3TC:1295.34
  • Nginx+FCGI:816.31
  • LiteSpeed+W3TC:4741.63
  • LiteSpeed+WPRocket:4930.35
  • LiteSpeedL+LSCache:5188.48

また、処理能力の他に「軽量であり高速化に必要な機能が豊富」であることも特徴となります。

HTTP/2」完全対応している:LiteSpeedはHTTP/2に完全対応していることからWebサイトの高速化を実現することが可能です。また、Googleが開発している実験的なトランスポートレイヤーQUIC (Quick UDP Internet Connections、「クイック」)にも対応しています。

WordPress専用のキャッシュプラグインがある:LiteSpeedで利用できるWordPressプラグイン「LiteSpeed Cache」も開発しています。

このプラグインをWordPressにインストールすることにより、キャッシュ機能(オブジェクトキャッシュ、HTML、JavaScript、CSS 縮小化、自動ページキャッシュ機能など)を加えることができ、WordPressのWebサイトを高速することが可能となります。

著作者:辻 昌彦

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Webサーバーソフトウェア

Webサーバーソフトウェアとは?

Webサーバーソフトウェアとは、HTTPリクエストを送った際に、レスポンスを返すプログラムのことを言い、インターネットを利用し、Webページを見る場合に、Webブラウザを通じてWebサーバーに「要求」を出し、それに対して「応答(レスポンス)」を返す。

代表的なWebサーバーソフトウェアとしては、Apache(アパッチ)、nginx(エンジンエックス)、LiteSpeed(ライトスピード)などがある。

 

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