モバイルフレンドリーアップデート
モバイルフレンドリーアップデートとは、ウェブサイト又はウェブページを携帯端末で読みやすく使いやすいページの順位がGoogle検索で引き上げられる(上位表示される)アップデートのことを言います。
結果的に「モバイルフレンドリー」ではないページは順位が下がります。
現在も「モバイルフレンドリー」はGoogleのランキング要因であり「ページエクスペリエンスシグナル」です。
このGoogleアップデートは、2度行われており、2回目はよりモバイルフレンドリーアップデートの効果を強める更新となっています。
このモバイルフレンドリーアップデートは、
- モバイルデバイス(スマホ検索)の検索ランキングのみに影響する
- 世界中すべての検索結果に影響する
- ウェブサイト全体ではなく、個々のページに適用される
以上の点がポイントとなり、モバイルフレンドリーかどうかはGoogleが提供している「モバイルフレンドリーテスト」(以下画像)や、「Search Console」で確認することが可能です。
モバイルフレンドリーアップデートの歴史
モバイルフレンドリーアップデートの歴史をご紹介します。
2015年4月21日:モバイルフレンドリーアップデート1.0
Googleは同時のウェブマスターセントラルブログで、モバイルフレンドリーアップデートを行うことを発表しています。
現在は表示されませんが、Googleの検索結果に「スマホ対応」という文字が表示されました。
2016年8月頃には、検索結果の85%以上がモバイルフレンドリーの基準を満たし、検索結果のシンプルさを保つためにセントラルブログで告知され廃止されました。
2016年5月12日:モバイルフレンドリーアップデート2.0
1回目のモバイルフレンドリーアップデートから1年後にGoogleは、モバイル検索でモバイルフレンドリーなウェブページに利益をもたらすために、別のランキングシグナルを世界中で展開し、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏のツイートで報告をしました。
モバイルフレンドリーの変更は今完全にロールアウトします。
また、2度目のモバイルフレンドリーアップデートも事前に告知されました。
ウェブページの大部分はすでにモバイルフレンドリーであるため、最新のアップデートの影響は小さかった印象です。
Googleは「ウェブをよりモバイルフレンドリーにすることを継続」をブログで告知しました。
良くある質問
モバイルフレンドリーアップデートの良くある質問を掲載しています。
PC(ディスクトップ)やタブレットのGoogleの検索結果では、影響を受けません。モバイルフレンドリーアップデートはあくまで、すべての言語と場所にわたるモバイル検索のみのアップデートです。
いいえ、ページ単位でのアップデートになるため、ウェブサイト全体が影響を受けるわけではありません。例えば20ページ中、10ページがモバイル対応をしている場合、その10ページのみがプラスの影響を受ける可能性が高いと言えます。
あまり考えなくて良いと思います。
ただ、モバイルフレンドリーではない場合、Googleからスマホ検索の際に良い評価を得ていない場合があります。その点においては影響が多少でることが考えられます。
消えることはありませんが順位が下がると思われます。
検索順位は多くの要素からランキングされているため、検索から抹消されることはありません。ただ、今回のモバイルフレンドリーアップデートは検索エンジンの順位に取って大きな影響を与えていることは確かです。
必要性があると言えます。
もし、モバイル(スマホ)検索で調べた場合、表示されない又は、順位が下がってしまう可能性があるからです。対応は行っておきましょう。
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