ページエクスペリエンスアップデート(page experience update)
ページエクスペリエンスアップデートとは、「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」を含む、「ページエクスペリエンスシグナル」が考慮されるGoogle検索のアップデートのことを言います。
Googleは、2020年11月にページエクスペリエンスがランキング要因として変更することを発表しており、2021年5月にアップデートされる予定でしたが、2021年6月中旬から段階的に展開し、8月末にシステムの一部として役割を果たすように変更を加えます。
これらのことを2021年4月19日に公式ページで発表しています。
2021年6月中旬から行われるページエクスペリエンスアップデートに含まれるのものとしては、以下のことが該当します。
- Core Web Vitals(コアウェブバイタル)がランキング要因となる
(LCP、 FID、CLS、およびChromeのCLSに対する最近の修正を含む) - いくつかのページエクスペリエンスシグナルもランキング要因にさらに考慮される
- Google検索トップストーリーカルーセル機能が非AMPコンテンツでも掲載される仕様へ変更
- Googleニュースアプリが非AMPコンテンツでも掲載される仕様へ変更
- AMPコンテンツを示す「AMPバッジアイコン」は表示されなくなる
8月末までに改善を行う必要があります。
また、改善については「Search Console」に新しい分析できるページがリニューアルされており「ページエクスペリエンスレポート」を確認することで、改善の手助けとなります。
SEOに与える影響
2021年6月から8月末にかけて行われるページエクスペリエンスアップデートに関しては、検索エンジンに与える影響が少ないと予想されており、「モバイルフレンドリーアップデート」や「スピードアップデート」の変更に類似すると言われています。(「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)のSEO情報まとめ」より)
ただし、「Google検索トップストーリーカルーセル機能」「Googleニュースアプリ」がAMP必須ではなくなり、非AMPコンテンツの使用を拡大することをGoogleが伝えているため、多くの「トラフィック」があるウェブサイトは注意が必要と言えます。
行えるSEOとしては「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」の指標に合格すること、「ページエクスペリエンス」等の内容を確認し対策すること、また「Googleのニュースポリシー」を守ることです。
ページエクスペリエンスレポート
Search Consoleに以下画像のようなモバイルでのページエクスペリエンスレポートが追加されました。
上記の指標から、
- ウェブに関する主な指標:コアウェブバイタル(Core Web Vitals)
- モバイルユーザビリティ:モバイルフレンドリー
- セキュリティの問題:セーフブラウジング
- HTTPS
- 広告に関する問題:煩わしいインタースティシャル
上記のことを指しており、モバイルの改善項目として見直していきましょう。
良くある質問
- モバイルフレンドリー
- セーフブラウジング
- HTTPS セキュリティ
- 煩わしいインタースティシャル に関するガイドライン
ページエクスペリエンスシグナルとは、ユーザーがウェブページで操作を行った場合、情報そのものの価値以外にユーザーが体験する尺度となるシグナルのことを言い、既存のページエクスペリエンスシグナルに含まれるものとしては、
の以上が該当します。
また、既存のページエクスペリエンスシグナルに加え、「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」を含めたページエクスペリエンスシグナルを導入したランキング要因をGoogleは 2021年6月中旬から段階的に展開し、8月末にシステムの一部として役割を果たすように変更を加えます。
ウェブバイタル(Web Vitals)とは、Googleがウェブ上で優れたユーザーエクスペリエンス(UX)を提供するために不可欠であるという考え方であり、ウェブサイトの「読み込み時間」「インタラクティブ性(情報の送り手と受け手が相互に情報をやり取りできること)」「ページコンテンツの視覚的な安定性」の要素を重視します。
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは、サイトの健全性を示す重要指標であり、ウェブバイタル(Web Vitals)を数値化するために重要な3つの指標である、LCP(Largest Contentful Paint)、FID(First Input Delay)、CLS(Cumulative Layout Shift)をまとめてコアウェブバイタル(Core Web Vitals)と呼びます。
2021年5月にアップデートされる予定でしたが、2021年6月中旬から段階的に展開し、8月末にシステムの一部として役割を果たすように変更を加えます。
そのため、ページエクスペリエンスアップデートの完全なロールアウトは2021年8月末を予定しています。
- Core Web Vitals(コアウェブバイタル)がランキング要因となる
(LCP、 FID、CLS、およびChromeのCLSに対する最近の修正を含む) - いくつかのページエクスペリエンスシグナルもランキング要因にさらに考慮される
- Google検索トップストーリーカルーセル機能が非AMPコンテンツでも掲載される仕様へ変更
- Googleニュースアプリが非AMPコンテンツでも掲載される仕様へ変更
- AMPコンテンツを示す「AMPバッジアイコン」は表示されなくなる
以下の変更が加えられる予定です。
著作者:辻 昌彦
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