コピーされたコンテンツ
コピーされたコンテンツとは、「オリジナルコンテンツ」や価値を追加せずに他の提携していないWebサイトからコンテンツをコピーすることを指します。
Googleの公式サイトには、無断複製されたコンテンツとして、Googleに紹介されています。
SEOに与える影響としては、コピーされたコンテンツは「Google検索品質評価ガイドライン」にも記載があり、最低評価を受けることから、検索順位が下がる可能性が高いと言えます。必ず「オリジナルコンテンツ」で作成するようにしましょう。
ページ上のすべて、またはほとんどがコピーされたコンテンツであること、又はコピーされたコンテンツでユーザーの付加価値なしでコピーされる場合は、最低の評価が適切です。そのようなページは、ページがコンテンツ内に引用のリンクなどが貼られている場合でも、最低と評価する必要があります。
引用:Google検索品質評価ガイドラインより
ただし、合法的にライセンスされた、またはシンジケート(製品の共同販売に関する独占形態)されたコンテンツが「コピー」されたとはGoogleは見なしません。
また、「アフィリエイト」とコピーされたコンテンツの相性は最悪であり、「手動による対策」が行われる場合もあります。
目次
Googleにコピーされたコンテンツとみなされる場合
次のすべては、Googleからコピーされたコンテンツと見なされます。
(以下、Google検索品質評価ガイドラインより抜粋)
識別可能なソースから正確にコピーされたコンテンツ
識別可能なソースから正確にコピーされたコンテンツは、Googleにおいてコピーされたコンテンツと見なします。
ページ全体がコピーされることもあれば、ページの一部だけがコピーされることもあり、複数のページをコピーして、1つのページに貼り付ける場合もNGです。
Googleが紹介している「無断複製されたコンテンツ」には「他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト」と説明されています。
コピーされたが、元のコンテンツからわずかに変更されたコンテンツ
コピーされたが、元のコンテンツからわずかに変更されたコンテンツは、Googleにおいてコピーされたコンテンツと見なします。
(俗に言うリライトを指しています。)
意図的に、ほんの数語が変更されたり、文全体が変更されたり、「検索と置換」の変更が行われたりして、テキスト全体で1つの単語が別の単語に置き換えられている場合もMGとなります。
Googleが紹介している「無断複製されたコンテンツ」には「他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト」と説明されています。
検索結果ページやニュースフィードなどからコピーされたコンテンツ
検索結果ページやニュースフィードなど、変化するソースからコピーされたコンテンツは、Googleにおいてコピーされたコンテンツと見なします。
Googleが紹介している「無断複製されたコンテンツ」には、「なんらかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト」「ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト」と説明されています。
コピーされたコンテンツ例
このページのタイトルは「洗濯機レビュー」ですが、このページにはレビューがなく、コンテンツは別のWebサイトからコピーされています。
リンクはすべて、洗濯機を販売している単一のインターネット小売業者に行きます。
これは、ユーザーが目立つリンクをクリックできるように設計されているため、欺瞞的(あざむき、だますこと)なページです。
あなたのサイトがコピーされた場合
もし、あなたのサイトがコピーされた場合の対処方法です。
Googleの検索結果のみ考えた場合
Googleの検索結果のみ考えた場合、「オリジナルコンテンツ」だとGoogleに認識されている(上位に表示されている)場合は、特に何もする必要はないでしょう。
コピーされたコンテンツの場合は低品質となるため、Google検索からも除外されていきます。
著作権侵害に当たる場合
コンテンツや画像などをコピーされ、著作権侵害に当たる場合は、
- 「法的な理由でコンテンツを報告する」
- 「デジタル ミレニアム著作権法」からの申し立て
- 「スパム、有料リンク、マルウェアを報告する」
以上のいずれかの方法で、Googleへ伝えることが可能です。
分かりやすい方法としては「法的な理由でコンテンツを報告する」を選択し、該当する項目のチェックを行っていけばスムーズです。
その際に「コピーされているコンテンツがあるURL」と「オリジナルのURL」等を記載しておきましょう。
著作者:辻 昌彦
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