スニペット・リッチリザルト(リッチスニペット)
スニペットとは、Google検索で表示される検索結果です。主に「 タイトルタグ 」「ページの要約(meta description・ ディスクリプション )」「URL」で構成されている部分を指します。
一方、リッチリザルト(Rich result)とは、Google検索で表示されるスニペット情報の中に画像やレビュー(評価)などの情報が表示されているものを指します。
(下画像では、画像、料理時間、カロリーなどがリッチスニペットです。)
「snippet(スニペット)」とは本来「断面」という意味を持っており、それが「rich(リッチ)」豊かに表示されることから、「Rich Snippet( リッチスニペット )」と呼ぶようになり、「リッチカード」とも呼ばれておりました。
現在では、このリッチスニペットのことを「リッチリザルト」と呼んでいます。
また、「Google for jobs(求人情報)」や「レシピ」、「イベント」など、臨場感を高めたリッチリザルトをエンリッチリザルトとも呼びます。
※「スニペット」「リッチリザルト」「強調スニペット」はすべて違うので注意してください。
リッチリザルトの表示項目や条件
リッチリザルトをGoogle検索上で表示するためには、
- 構造化データ を利用する方法(構造化データマークアップ)
- Google Search Console のデータハイライターを利用する方法
以上の2つがあります。
※データハイライターは、現在新しいGoogle Search Consoleは記載がなく「データハイライターを開く」から設定することが可能ですが、運用が難しいため推奨はいたしません。
リッチリザルトに表示される項目
リッチリザルトは主に、
- 写真や画像(人物含む)
- 動画
- サイト内の検索ボックス
- FAQページ
- ロゴなどの情報
- レビューの評価、件数
- レシピ(料理時間やカロリー)
- 製品の価格
- イベント関係
などとなり、構造化データマークアップを行う必要があります。
Googleの検索結果に表示されるために
構造化データマークアップを適正な技術で利用していたとしても、ウェブサイトのコンテンツによってリッチスニペットとして検索結果に表示されない場合があり、以下の点に注意しましょう。
- コンテンツがGoogleが考える品質ガイドラインを守っていない場合
- 時間の経過によって関連性が無くなったコンテンツ
- オリジナル性がないコンテンツ
- 関連性がないコンテンツや誤解を招くコンテンツ
- 小児性愛、獣姦、性的暴力、暴力行為や残虐行為、差別、危険な行為を助長するコンテンツ
- 違法な行為に関与しているコンテンツ
- 他人に深刻かつ直接的な危害を与える商品やサービス、情報を宣伝するコンテンツ
以上が該当し、「構造化データに関する一般的なガイドライン」を守ると共に品質ガイドラインも確認する必要があります。
また、コンテンツガイドラインに違反している場合は、順位が下がると共にリッチリザルトの対象外としてマークされる場合もあります。
良くある質問
スニペット・リッチリザルトに関しての良くある質問です。
ページに構造化データマークアップがあるだけでは、検索結果で上位にランク付けされる可能性は高くならず、リッチリザルトは検索順位を直接改善するものではありません。
ただし、リッチリザルトが表示されることで、ユーザーのクリック率や閲覧率が向上する可能性があることから間接的にSEO対策に役立つ可能性が高いと言えます。
著作者:辻 昌彦
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