不自然なリンク
不自然なリンクとは、ウェブサイトに対し人為的、偽装、または不正なリンクのことを言い、Googleが定めているGoogleウェブマスター向けガイドライン（品質に関するガイドライン）に違反している「PageRank」を操作することを目的とした「有料リンク（リンクの購入）」や「リンクプログラム」のことです。
また、不自然なリンクには「サイトへの不自然なリンク」と「サイトからの不自然なリンク」があります。
- サイトへの不自然なリンク：他サイトへの不自然、人為的、偽装、または不正なリンクを貼る行為
- サイトからの不自然なリンク：運営しているサイトへの不自然な人為的、偽装、または不正なリンクを受ける行為
両方ともガイドラインに違反します。
SEOに与える影響
Googleに他のウェブサイトの「バックリンク」や、ウェブサイトからの「発リンク」で、不自然なリンクと見なされた場合、ガイドライン違反となるため、「手動による対策（ペナルティ）」の対象となります。
また、ウェブページ単位ではなく、ウェブサイト全体のペナルティとなる場合もあり、検索順位の低下は免れません。
不正なリンクは無効化される可能性がある
当サイトの「有料リンク：バックリンクに対するGoogleの見解」にでも同じ説明をしておりますが、不正なリンクに対してGoogleは無効化することをTwitterで以下のように伝えています。
@knvirani：質問です、バックリンクの観点からGoogleは本当にサイトにペナルティ（手動による対策）を行いますか？ バックリンクの観点から、ツールを使用して競合他社の分析を行った結果、多数のバックリンクが貼られており、それらのリンクは有料リンクであることがわかりました。スパムチームは機能していますか？]
@JohnMu：もちろん対処するレベルは様々ですが、ほとんどの場合、Googleのアルゴリズムが独自に（バックリンクの）問題を無効化（中和）します。私たちは、悪質なリンクの効果を無効にすれば十分だと考えており、そのようなサイトをGoogle検索から完全に削除する必要はない。
そのため、手動による対策が行われる場合は、よほどの違反だと思われ、バックリンクを無効化されるため、検索順位は必然的に下がるはずです。
修正のアラートを掛けてくれる手動による対策がないため、不自然なリンクを自身で判断しなければならず、行わないことが一番です。
不自然なリンクへのベストな対応
何らかの事情で不自然なリンクが付いている場合のベストな対象方法をお伝えしていきます。
- すでにGoogleから手動による対策が行われている場合は公式サイトの「手動による対策レポート」を確認して対処してください。
- また、手動による対策レポートは「Search Console」にメッセージが届くため、未登録の方はまず登録してください。
上記以外の方は以下を参考にしてください。
サイトへの不自然なリンクの場合
「他サイトへの不自然、人為的、偽装、または不正なリンクを貼る行為」を行っているリンクを特定してください。この場合、疑うリンクはすべて以下の対応を行ってください。
- 不正なリンクの場合：nofollow 属性を利用
- 広告だと思われるリンクの場合：sponsored属性を利用
- コラムやユーザーが投稿して貼られたリンクの場合：ugc属性を利用
以上の対応を行い、リンクを削除する必要はありません。詳しいコードは当ページの「rel=”nofollow”のコード例」を参照してください。
また、ページの修正が終了したら、「Search Console：すべてのURLの検査」を確認し、インデックス登録をリクエストしておきましょう。
サイトからの不自然なリンクの場合
サイトからの不自然なリンクがある場合、「リンクの否認ツール」を利用することも可能ですが、まずは自身で対処しましょう。
確認方法の手順としては、
- サイト管理者へ連絡し、リンクを外すことを依頼する
- whois情報を調べ、サイト管理者の連絡先に問い合わせる
- 上記のプロセスをGoogleに伝える準備をする
以上を行った上で、リンクの否認ツールを利用しましょう。
詳しくは「リンクの否認前に確認すること」を参照してください。
また、補足ですが、リンクの否認ツールでリンクを除外できたとしても、ウェブサイトには不自然なリンクが付いていることに変わりありません。今後のために時間をかけてでも外しておきましょう。
著作者：辻 昌彦
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