HTTPS
HTTPとは、「Hyper Text Transfer Protocol(ハイパーテキストトランスファープロトコル)」のことを言い、ウェブサイトのデータ(文字や画像や動画など)をサーバーと閲覧するクライアントの間で通信するときの通信規約(プロトコル)のことです。
このプロトコルはウェブサイトを表示するための世界共通ルールです。
一方、HTTPSとは、Hypertext Transfer Protocol Secure(ハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア)のことで、SSL(Secure Socket Layer)を利用したHTTP通信であり、「通信内容を秘匿する暗号機能」「通信相手の真正性」「通信データが改ざんされていないか検知する機能」を持つ通信規約(プロトコル)のことです。
HTTPとの違いとして、HTTPSは通信内容が暗号化されており、暗号化されることによってウェブサイトのデータのやり取りが安全に保護された状態になります。
また、「SSLサーバー証明書」を取得することでウェブサイトのHTTPS化が可能となります。
SEOに与える影響
現在では、Googleが提供する Chromeブラウザでは、HTTPのウェブページに対して「保護されていません」と表示されるようになりました。
同時にウェブアドレスの左側にあるアイコンでサイトの安全性に関するステータスを、
- 保護された通信
- 情報、または保護されていない通信
- 保護されていない通信、または危険
以上のように確認できるようになっています。
SEO対策においては、ウェブサイト・ページが「HTTPS」であることをGoogleはランキングシグナルに利用しており、2014年から現在までランキング要因となっております。
また、2015年よりウェブページがHTTPSであれば、Googleはそのページを優先的に インデックス 登録が行われるようになっています。
ウェブページ全体をHTTPSに対応するSSL化はSEOの初歩であり、ウェブサイトを改ざんなどから保護する目的としても重要な設定となります。
良くある質問
HTTPSやSSLサーバー証明書について良くある質問をまとめています。
はい、2014年からGoogleはランキングシグナルに利用しており、2021年現在もランキング要因です。
しかし、HTTPSを対応していたからと言って、コンテンツが優れたページを上回ることはありません。他のウェブページとコンテンツ内容が競合している場合、HTTPS対応をしている方が上位に表示されるイメージとなります。
「Let’s Encrypt」でも問題なく、HTTPS対応となるため、SEOの恩恵を受けることが可能です。
SSLサーバー証明書は主に、「ドメイン認証型」「企業認証型」「EV(Extended Validation)」と3種類ありますが、SEO対策においては、どれを選んでも同じ効果となります。
Googleは、より多くの HTTPSページを探すよう、インデックスシステムを調整しています。そのため、HTTPSに対応することによってインデックス登録が優先的に登録されます。
常時SSLとは、ウェブサイト内のお問い合わせフォームやログインページだけではなく、すべてのページをSSL化することを言います。
(ウェブページどれを開いてもHTTPSとなっている状態です。)
ウェブサイトのセキュリティとSEO対策を考えたときは「常時SSL」となっている必要があるため、すべてのページに適用しましょう。
著作者:辻 昌彦
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